六発目「満員電車」
『○○線の○○行き急行』この路線にはこの世界では有名な痴漢車両が
ある。そのことを聞いてからは気にしてこの車両にのるようにしていた。
最近新店舗の応援で毎日この電車にのっている。同じ場所に乗りつづけ
ているとだんだん分かるようになってきた。やたらと目があうヤツやみ
ょうな所に手の甲があたっているやつ、駅で停車したときいったん外に
でて、のってくる時に相手の間合いをつめていき場所を移動しているヤ
ツ。いろいろとルールや攻略法があることが分かってきた。
俺も最初はマチコさんだったんだが、根がタチなのですぐに自分から手
を出すようになった。毎日のっていると毎日見るヤツもいる。朝ののぼ
り線は特に同じ顔ぶれがおおかったので、ヤリ友みたいな関係のヤツが
何人もできた。お互い新しい出会いを期待しながらそう毎日違う人間に
でくわすこともないので、そんなときは退屈な満員電車の不愉快さをま
ぎらわしていた。
車両発展記1
自分の乗り込む駅から乗り換えする駅までは9箇所の駅に停車する。今
日は先に乗り込んでるヤリ友君はいないようだ。そんなときはだいたい
かっこいいノンケの近くをキープして近くに乗り込む。いつも同じ駅か
ら乗るサラリーマン一年生のような23・4のヤツがいてそいつの近く
に乗り込んでながめていることが多い。色黒で短髪でスーツはけして似
合っているとはいえないが、男くさい感じで実際にほのかだが汗くささ
やタバコくささがあった。
そんなことを考えてながら二つくらい駅をすぎるとよく乗ってくるヤリ
友君がのってきた。そいつは多分大学生でいつも五つさきの乗り換え駅
まで一緒だ。背は俺よりちょっと低いし体格もやせている。きょうは薄
い茶色チノパンに茶のTシャツだ。お互いに目があって確認していても
なかなか近くにいけないのが満員電車で次の停車駅を待ってあまりあか
ないほうのドアの隅っこに二人で陣取った。前にあったときはキツイジ
ーンズをはいていたのでさわっていても感触がよく分からなかったが今
日はちょっとゆったりめのチノパンだ。大学生はマチコさんなんでいつ
も俺から触ってやるともう勃起していた。チノパンごしにリアルに感触
がつたわってくる、服の上から握っても簡単にしごくことができた。太
さはあまりかんじないが長さは並以上はあってしごきがいがあった。前
回は降りる駅が近くなってジーンズのチャックに手をかけたのでことわ
られたから、今日は速攻でチャックに手をかけた。大学生はきずかなか
ったのか、いきなりチノパンの中に俺の指が入ってきてびっくりしたよ
うで一瞬こっちをみた。俺はきにせずに手全体をマドから中にいれてさ
わっていた。下着はトランクスでサオは左モモのほうにのびていて、さ
らにリアルな感触をあじわいサオの先を少し下に押すとトランクスの裾
から亀頭の先が出てナマで触れることができた。亀頭をじっくり責めて
いると先走りがでてきて亀頭がヌルヌルになってきて、大学生の表情は
満員電車には似合わないくらい目を閉じて顎があがっていた。そんな顔
をみた俺も興奮してか、大学生の亀頭に親指をあてたままでサオを握り
しごいていると、いきなり大学生が俺の手を握ってきた。射精が近くな
ったのかしごく俺の動きを止めようとしている。いったん静止に応じて
しばらくしてまたしごいてやるとまた静止、その静止をかける間隔が短
くなっていくのが面白いほど興奮する。大学生が下りる駅に近づいたん
で俺はさっと手をぬいてチャックを閉めてやってチノパンの前を軽くも
んでやったら、まわりに気付かれないように小さく頭をさげた。駅に止
まるとカバンで前をおさえながら電車を降りていった。
続く
以下短い短編が6話までつづきます
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